白内障手術

白内障日帰り手術 体験記(その2)

白内障の日帰り手術

バランス悪く左目も手術

白内障の右目の日帰り手術も無事終わり、その後の快適さを実感しているが、左右のバランスが悪くなり下り階段も怖い。そこで半年後、白内障もあまり感じていない左目にも眼内レンズを入れる手術を受けることにした。今回も白内障の日帰り手術と術後の状況の体験記です。

白内障日帰り手術体験記(1)(2)  後発白内障体験記

白内障とは  白内障のタイプと症状  白内障の初期症状

白内障の検査内容  白内障の初期治療  白内障手術を受ける時期  白内障の手術方法

日帰り手術と入院手術  白内障手術後のトラブル  白内障の予防法  多焦点眼内レンズについて


白内障手術後、床が歪んで見えるので怖いので、正常な目にも眼内レンズを挿入する

 白内障の手術は、片目ずつ2回に分けて行いました。

手術前の見え方と手術後の見え方との比較イメージは、ほぼこんな感じです。

    

上の写真をご覧になっておわかりのように、手術前は少しぼんやり、現在は、右のように色も鮮やか、くっきりと見えます。

近頃は、海遊びをしていてもぼやけて見えていたようだ。

4月に右目の手術をして半年後、今度は左目の手術を受けました。

左目は白内障の症状も見られませんでしたが、右目に人工水晶体の眼内レンズを入れたため、左右のバランスが悪くなりました。

右目だけ補正したメガネをかけていれば、少し眩しいものの問題なく生活できるのですが、真下を見ると床が歪んで見えてとても怖く感じます。

特に階段を下りる時は、距離感が掴めず、何かに触っていないと転げ落ちそうな気がします。

右目の最初の手術後、今までのメガネに右目側だけ補正したレンズを交換しました。

視力検査では、1.2まで見えますし、50m先の信号下の文字もなんとか読めます。

釣りにも行きましたが、針先のエサも問題なく付け替えられました。

堤防釣りでは、海面下の魚の群れもよく見えました。

ただ、何をしていても目の疲れを今まで以上に感じるようになりました。

目薬は、白内障手術後の細菌退治ということで、半年も経つのにまだ1日3回差している。

左目にも疲れ目用の目薬を時々差しているので結構忙しい。


この数年、パソコンを使う仕事が多くなり、1日5時間くらいはモニターとにらめっこしている。

しかも図面類なので、数字が小さく読むのに苦労する。

夜は夜で、自宅で新聞を読むのも面倒なので、ネットのニュースを拾い読みしている時間も入れると更に増えている。

テレビで夜遅くまでやっているスポーツニュースや夜中のF1レース等も見ていますが、大体途中で沈没しており、朝まで点けっぱなしの時もある。

目の疲労にいいというブルーベリーの錠剤も1日1粒から2粒飲むようにしました。

いくぶん、目の疲れに効いたように感じたのは錯覚でしょうか。

何かに集中してすることが割合好きな私ですが、根気がなくなった気もします。 

ここで前のページと多少ダブりますが、白内障について調べたことを書いてみます。



 白内障の原因
   
水晶体を構成する蛋白質(アクアポリン0)が変性し、黄白色または白色に濁ることにより発症するが、根本的な原因は解明されていない。

水晶体の細胞同士の接着力が弱まったり、水分の通りが悪くなったりして起こるのではないかといわれている。
   
発症は45歳以上の中年に多く、年齢を重ねるにつれて割合が増加する。

また、80歳以上の高齢者はほとんどが何らかの形で白内障の症状を引き起こしているといわれる。

進行の速さには個人差があり、目が見えづらくなるといった症状に至るとは限らない。

このため、水晶体の白濁は、病気ではなく、皮膚のシミや皺などと同じく老化の一環であるという考え方もある。
   
発生の原因によって、症状の現われ方と進行の速度に違いがある。

いずれの場合も、最終的には視界が白濁する

ある程度まで白濁が進むと水晶体の中で散乱する光によって視界が白く染まってしまう。

そのため、夜はともかく、日中はものを見ることができなくなるが、そこに至る過程では視界に霧がかかったようになる(「すりガラス越し」と表現されることもある。

あるいは、

湯気の満ちた浴室やスチームサウナの中にいる時のように、「白く靄がかかってはいるが、その向こうの物体にはピントが合ってちゃんと見える」状態となる。
   
なお、加齢による場合は黄白色に濁るが、年齢が若い場合は白色に濁る。



 治療法について
   
一旦発症すると元には戻らない。

軽度の場合は薬により進行を抑えたり、眼鏡・コンタクトレンズで矯正する。
   
生活に不自由がある場合は、水晶体の白濁を除去して眼内に人工のレンズを挿入する外科手術を要する。

医療技術の発達により麻酔は点眼麻酔(目薬の麻酔)になったので無痛手術が可能になった。
   
眼内レンズの小型化と折畳式レンズの開発により、現在では水晶体の内部に眼内レンズを挿入する手術(超音波水晶体乳化吸引術 (PEA) +人工水晶体挿入術)が主流である。

変質して白濁した細胞を超音波で砕いて吸い出し、代わりに人工レンズを挿入する。

切開は角膜と強膜(白目)の境目を数ミリ切るだけで縫合は行われない(縫合する場合もある)。

また手術の時間も10〜40分で終わる。

症状が進行してからの手術の場合、水晶体が固くなり過ぎて超音波で砕くのに時間がかかり、手術時間が延びる場合がある

「日帰り手術」の場合は入院も必要なくなったので、患者への負担は飛躍的に改善した。

ただし傷口からの細菌感染や眼圧の上昇による緑内障発症などの危険があり、最悪の場合は失明の可能性もあるので、術後しばらくは警戒が必要である。

また、手術中に水晶体の殻に当たる部分(水晶体嚢)が破れたり、毛様体小帯(チン氏帯・チン小帯)の断裂により水晶体そのものが落下したりといった理由で眼内レンズを挿入できない場合があり、その際は再手術をしてレンズを直接縫い付けることが必要となる。
    
一般的な白内障手術の術中・術後の合併症として、次のようなものが報告されているという。
   
   * 緑内障 (0.2〜2.5%)

   * 後嚢破損 (1%)

   * 駆逐性出血 (0.55%)

   * 水晶体落下 (0.1%)

   * 眼内炎 (0.06%)

   * その他(網膜剥離、術後高眼圧、嚢胞性黄斑症、視力低下、眼内レンズ偏移、水泡性角膜症、麻酔薬によるアレルギーショックなど)
   
術中駆逐性出血や術後眼内炎が発生した場合は失明の可能性がある。


また、アトピー患者の場合は後嚢や毛様体小帯が弱い傾向にあり、後嚢破損や水晶体落下の危険性がやや上がるという。
   
手術で挿入する眼内レンズは、水晶体のように距離に応じてピントを合わせる能力がない。

そのため患者は手術前に生活スタイルに合わせて慎重にレンズの度数を選ぶ必要がある。

ただし、手術後の「度数」は眼球の直径(奥行き)とレンズの焦点距離によって決まるので、必ずしも期待通りの結果になるとは限らない。

手術後に不自由を感じた場合、眼鏡などで矯正する必要があるが、最近では「多焦点」の眼内レンズも登場してきている。
   
ちなみに、人間はピント調節の際眼球も少しだけ歪ませて調節するため、手術後のピント調節能力が完全に0になってしまうわけではない。



 白内障を防ぐと言われる食品

   ビタミンE 大豆、玄米、植物油、ごま、うなぎなど

   ビタミンB2 のり、レバー、納豆、鶏卵、いわしなど

   ビタミンC 緑色野菜、いも、柑橘類など


どんな手術でも、100%の成功がないので術前に医者に対して「責任は自己責任」という誓約書にサインを求められる。

私の場合も、誓約書を読んで自筆のサインと印鑑を押す要求はあった。

失敗はなんにでもつきものだと思うが良い気持ちはしない。

信頼の置ける医師に手術を受けたいものです。

術前検査を行った時に、今回の手術も、前回執刀の愛知弁(名古屋弁)の先生に担当してほしい旨を看護士経由で伝えた。

この医師は、週に1〜2回しか診察日がないので院長先生と大違いで直ぐ予約が取れるし、待合室であまり待たなくても診察順番がくる。

院長の場合だと、初診の電話をしてもひと月も待たされることもあるということだ。

勿論、手術予約もひと月以上先になる。

待つことが嫌いな私にとっては、思いついたら即実行!がいい。

であるからあまり患者に人気の無い?医師が適している。

何せ、京王八王子駅前のビルにある医院は患者の多さにびっくりする。

土曜日などは、予約していても満席で立って待つ程である。

前回の手術以降、本人や家族が白内障の手術したという関係者の話を注意して聞いている。

看護士は、目に直接指す点眼麻酔で痛みは無いはずというし、私自身も痛みは全く感じなかったが、人によると手術中大変痛いらしい。

近々にまだやっていない方の目を手術するという人は、やはりひどく痛かったので、今度は多めに麻酔してもらうといっていた。

友達の奥さんもやはり、手術の時,切開前の水洗いの時から痛かったと話していた。 

また、この50代半ばの奥さんは、手術後、見るものが2重にも3重にも見え、一月も経ったのに充血もあるので、仕事も満足に出来ないそうだ。

この眼科では手術したくないので、他の病院で再手術してもらうといっていました。

人によって痛みの感じ方も、受け取り方も違うし、危険も伴うようだ。


さて11月20日月曜日、手術当日の朝に風呂に入ってから手術予定時間の昼前に眼科に到着した。

前回同様、血圧は幾分高めだったが、2回目で慣れたせいか以前ほどでない。

「さ〜て、始めようか。」の声で手術は始まり、「はい、無事終了」の声。
「もう一人手術が終わったら、待機室に寄るからね。」という声を背中に聞きながら看護士さんの柔らかい手に引かれ待機室にもどった。

20分くらい経った頃、「どう、目は痛いですか?手術はうまくいったから安心して家にに帰って下さい。僕は今日はもう帰るから。来週の月曜にまた来るから、ちょっとの間静かにしていてよ。まぶたの裏を3ミリくらい切って、一針縫っているからね。」

執刀医の先生ののんきな声を聞くだけでも、高ぶった気持ちが落ち着くし、なんとなく安心できる。

今回は、手術済みの片目なので人の顔も、廊下もよく見え歩きやすい。

翌日手術した目の保護ガーゼをはずした時は思わず「わ〜、眩しい!」という声がでていました。

視力検査は、メガネ無しで1.2まで判別できました。


手術から2週間、左眼用が1日5回、右目が3回の目薬を真面目に差しています。

せっかく手術してはめ込んだ眼内レンズが、カビないようにきちんと消毒しておかないと、再度手術なんていうことにもなりかねません。

手術後、メガネ無しで日常生活できるし、階段を降りる時も全然怖くなくなりました。

外も安心して歩けるのですが、 手術の翌日、サングラスを買いに行きました。

眩しさは、以前にも増して強烈です。 

白い壁や白シャツが純白に見えます。

パソコンのモニターのバック色をグレーに変更しました。

このホームページ作りもモニターのバックをグレーに変更して作業しています。

アップする時は、他のページと合わせますが。

今のところ文書を見る時以外メガネをかけないで生活していますので、鼻についたメガネ痕が消えかかっています。

3週間が過ぎれば、術後不安定な視力もだいぶ安定するということなので、ケースにしまってあるメガネのレンズを入れ替えに行こうと思っています。


   その1 白内障手術1回目     その3 後発白内障







TOPページ

【釣りのページ】

ハゼ釣り
レンタルの手こぎボート釣り


堤防釣り
稲取で入れ食いの五目釣り


投げ釣り
湘南のカレイ釣り


磯釣り
真鶴にて


テトラの愛嬌者
カサゴの探り釣り


海釣り公園
若洲海浜公園


プライベート海岸
投げ釣りと優雅な堤防


仕立て船でハゼ釣り
両手に花の男は


ルアーフィッシング
東京湾奥の運河で



【船のページ】

カーフェリーで船旅
苫小牧までの乗船記


プレジャーボート
免許を取って船長


船の免許
試験に合格した


小型船舶免許
過去問題を教えよう



【海遊びのページ】

伊豆の海水浴
ガラスのない水族館


西伊豆の小土肥海水浴場
静かな浜辺と磯遊び


海辺の潮風で花粉症対策

潮干狩り
ゴロタ場の天然アサリ


式根島
ウツボにリベンジー


▼ 新島−磯遊びと海水浴と釣り

・本村前浜海岸

・羽伏浦海岸&間々下海岸

・新島港の堤防釣り


観光バス旅行
地引き網


庭先に露天風呂あり
保田の秘密基地


台風の熊野灘
紀州の美女と海水浴


サーフィンに挑戦
初体験でも乗れる方法


海が一望のキャンプ場
4家族で西伊豆へ


カヤック体験
カヌー教室で楽しい練習



▼南房総の旅

勝浦海中公園

鴨川シーワールド

野島崎灯台と海底遊覧船

鯛ノ浦遊覧船&誕生寺

千倉海岸

館山はファミリー向け


沖縄観光とシュノーケル

【海外編】

ハワイ その4
ハワイ その3
ハワイ その2
ハワイ その1


【ペットのページ】

福呼ぶ銭亀 たからちゃん
亀が同居の生活


逞しい銭亀 かぐらちゃん
座敷亀の条件はやさしさと愛嬌


亀グッズ
 コレクション紹介


淡水熱帯魚の王様
やっかいなディスカス


熱帯魚
エンゼルフィッシュの飼育


工作とペットの死
手作り犬小屋と愛犬の話



【趣味・健康のページ】

地形模型作り
東京湾と湘南の海底地形模型


胃潰瘍で吐血
仕事のストレスは事実か


へぼゴルフ
HC23を脱出する為に


スキーヤーオンリー
日帰りスキー場で楽しむ

スポーツ吹き矢
小学生相手に本気勝負


眼科で白内障との診断
手術は元気に遊べるうちに


ストレス解消
花粉症に海洋療法


ヨガにはまる
プールにも相乗効果


減量作戦
パワーウオーキング



▼気軽に行ける海釣り場


・東京湾奥エリア

・京浜エリア

・三浦半島エリア

・湘南〜西湘エリア

・伊豆エリア

・内房エリア

・外房エリア

・茨城エリア



▼首都圏のキャンプ場


東京都

神奈川県

埼玉県

千葉県

茨城県

栃木県

群馬県

山梨県

静岡県

長野県






Top page     ページの先頭へ
Copyright (C)  海遊び  All Rights Reserved