南房総|鯛ノ浦・誕生寺

鯛ノ浦遊覧船|日蓮上人と関係深い鯛ノ浦(妙の浦)と誕生寺

南房総の鴨川エリア

鯛ノ浦遊覧船&誕生寺

鯛ノ浦で泳ぐ鯛は日蓮聖人生誕の際に大鯛・小鯛が群れ集った昔から安房小湊の人々に大事に守られたタイとか。房総・外房安房小湊の鯛ノ浦(妙の浦)は誕生寺に隣接。誕生寺が先か鯛ノ浦遊覧船が先かは自由ダ〜!鯛ノ浦の鯛は気まぐれタイなのか本日雲隠れ?もあり。

千葉県・南房総の観光委旅行

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 4,鯛ノ浦遊覧船と誕生寺  5、千倉海岸は海と花の町  6、館山はファミリー向けビーチ多し

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鯛ノ浦遊覧船に乗ればタイやヒラメが舞い踊り&誕生寺では日蓮様を偲ぶ旅
     

鯛ノ浦遊覧船のパンフによると、
「鯛ノ浦の鯛を日蓮聖人の生き姿と考えて信仰し、数百年間えさを与え守護し続けてきた天津小湊町の村民(2005年に隣接の鴨川市と合併し、現在は鴨川市となっている)は、700年以上もの間この海の鯛を決して捕獲しない習わしが残っているそうだ。

そのため、深海性回遊魚で群れをなさないマダイが、水深10〜20mの場所に群れで定住しています」

僕は海が大好きだが、タイの遊泳する姿は見たことがない。

釣船の釣り竿から釣り上がってくる鯛か水族館の水槽の中で遊泳している鯛しか見たことがない。

そこで海面近くで遊泳するという鯛の群れを間近で見てやろうと考えた。


海水浴シーズンにはまだ早い初夏のウイークデーに行くことにした。

幸いこの数日、風も強く吹かない。

天気も安定しているので海もあまり濁ってないはず。遊覧船からさぞや遊泳する鯛が見られることでしょう。


鴨川市へのルートは、中央道・首都高(1300円)から東京湾横断道路のアクアライン(3000円・ETCなら2320円)を通り、房総スカイライン(300円)と鴨川有料道路(200円)を経由だと、片道の有料道路合計は4800円。

距離は、ほぼ120〜130キロのドライブだが、海風と山風の両方を感じられる所が多く渋滞個所もなく気持ちが良い。美味しい空気の所は窓全開で走った。

一人で行くドライブは交通費は勿体ない気がする。

話し相手がいないのも少し淋しいが今回は計画性ゼロなのでしかたがない。


◇参考までにJR東日本の外房線を利用して行く場合

06時05分に最寄り駅出発すると09時05分に東京駅到着。〜東京駅7時15分発のJR特急わかしお1号に乗ると勝浦に8時46分。

ここからJR外房線・安房鴨川行に乗り換えて安房小湊駅到着9時5分。ちょうど3時間電車に乗っていることになる。

運賃は、片道4,950円(乗車券2,940円 特別料金2,010円)だが、窓に流れる景色もゆっくり見られてのんびり旅気分になるだろう。

車のガソリン代のことを考えたら、電車旅行も良いものですね。

ここから勝浦方面行きのバスに乗って誕生寺入口バス停で下車。

信号を海側に折れて300メートルにほどで遊覧船乗場へ着く。

安房小湊駅から歩いても20分くらいですから潮の香りを感じながらハイキング気分で歩きましょう。


遊覧船の出航時間は、4月から9月の夏場は朝8時半から午後3時50分まであるので、日帰りでもあわてることはありません。

今回は、すぐ近くにある日蓮宗の大本山で通称・小湊誕生寺も見物しようと考えているので少し早めの6時半頃に出発した。

途中アクアラインの海ほたるでトイレ休憩をしただけだったので、9時過ぎには鯛ノ浦に到着してしまった。

遊覧船の発着する鯛ノ浦会館には駐車場がないので、近くの町営駐車場(150台収容)に駐車場は500円払って駐車しなければならない。

鯛ノ浦観光船のチケットは、観光船が接岸している鯛ノ浦会館で購入する。大人950円でした。

遊覧船に乗船する前に、この鯛ノ浦会館の展示品を見て予備知識を持ってからの方がいいかも知れない。

なお、鯛ノ浦観光船は、小湊妙の浦遊覧船協業組合が経営している。

この鯛ノ浦会館では、天候などにより群泳を見学できなかった場合でも、その様子を見られるように、タイの群凄実況を映写しています。

また、大水槽では、15〜17年ものの真鯛が数多く遊泳し、間近で観賞することができますし、解説の展示パネルもあります。見学は無料です。

   

三奇端、日蓮聖人の誕生、妙の浦の歴史なども展示パネルにて解説。

遊覧船の歴史として、一丁櫓船から五丁櫓船の模型が展示されています。

現在のエンジン船より櫓漕ぎ船の遊覧船の方が風情がありそうですね。



さて、出航です。80人乗りの遊覧船ですが、この時は乗船客は家族旅行客も含めて12〜13人でした。
運良く鯛の大群は見られるかな?

暫くすると観光船は停船し、船を操作していた乗務員(船頭さん)が魚のエサを撒き始めました。エサを撒くとすぐに魚が船縁に寄ってきました。


ほとんど黒いメジナのようでしたが、数匹赤みのある見たい対象の鯛もいました。


ですが動きの鈍い真鯛はあまりエサにありついていないようですね。


元々マダイは深いところを泳いでいる魚、上物のすばやい魚達にはかなわないのでしょう。


磯や堤防で釣る鯛のエサは、僕も食べたいサザエや貝の身。
ここで撒いている細かいすり身のエサの中身は??

鯛だけを見せたいのであれば、釣りで使う小魚が持て余すような大きさの生き餌であれば口の小さい小魚は寄ってきても諦めるのにと思うが・・・

たとえ鯛の好物が入っていてもすり身のエサでは、すばやく泳げる体型のメジナなどには負ける。がんばれ鯛さんである。

海面近くのバシャバシャ魚はあっちに行けよ!

と思っても、餌付けに慣れた魚達はそうは問屋が卸さないとばかり、元気なもんだ。



     ■気軽に行ける海釣り場
  
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妙の浦に群棲躍動する鯛は、聖人の化身・分身として土地の人々の尊信を受け、永い間聖地として禁漁が守られ、国の特別天然記念物として指定され手厚く保護されているというには、マダイ群はちょっと粗末に扱われてはいませんか。


遊覧船に乗った時間は10時過ぎ、「食欲旺盛な満ち潮の時間帯は過ぎてしまっているからか。

上品でグルメなマダイには撒いているエサが口に合わないのかも知れない」などと僕は勝手な解釈をした。

妙の浦遊覧船は、”タイの群泳鑑賞”と”奇勝大弁天・小弁天”の2つの島の入江に沿い内浦湾の周遊コースとなっています。

”タイの群泳鑑賞”はともかく、ゆっくり進む遊覧船からの海岸見物も悪くはないが、遊覧船の乗船している時間はわずか25〜30分ほどなので、ちょっと物足りない。


下船して向かい側にある誕生寺に行く前にちょっとおみやげ屋に寄りました。

鯛の形の「鯛せんべい」や「鯛さぶれ」もおいしそうでしたが、僕は酒のつまみにもなりそうな「鯛みそ」を買いました。

昼飯は、漁港に来たからにはやはり魚が良いですね。

ちょっと駅寄りに戻った所にあった「和食亭○○」に行き磯定食にしようか握り鮨にしようか迷いましたが、地元の魚中心の刺身盛り合わせの磯定食にしました。

期待通り美味しかったですよ。

帰りの運転があるのでビールというわけにもいかず残念。

今度来る時には電車にしようかな。


鯛ノ浦遊覧船の次は、この鯛ノ浦の定番コース、誕生寺見物です。

現在、日蓮宗の大本山として全国信徒の参拝の地となっている誕生寺は鯛ノ浦とセットの見学場所ですから、お参りに行くことにしましょう。


    

日蓮聖人が生まれた時に、庭から清水が湧き出し、海には鯛が群れ集まり、海岸には蓮の花が咲き乱れたということです。

誕生寺の資料によると、
日蓮聖人は、貞応元年(1222)2月16日、小湊片海の地に降誕した。

その時、庭先から泉が湧き出し産湯に使った「誕生水」、 時ならぬ時に浜辺に青蓮華が咲いた「蓮華ケ渕」、 海面に大小の鯛の群れが集まった「妙の浦」という不思議な「三奇端」が伝えられている。

毎年8月お盆時期の日曜日の宵に鯛ノ浦の海上で灯篭流しの行事があります。

正式には、海施餓鬼法要及び流灯会(りゅうとうえ)というそうで、大勢の人で賑わうということです。

鯛の浦の遊覧船4艘に山積みにされた灯篭は、船尾よりローソクに火を灯した後、海上につぎつぎに流されます。

合間に花火が打ち上げられ、それが海面に映えて限りなく美しい流灯供養の情景を点滅し、とても感動的ということです。

入り口のこじんまりした総門をくぐり抜けるとすぐに誕生水井戸と誕生堂があります。

その奥は立派な仁王門。楼上の般若の面は左甚五郎作と伝えられているそうな。

次に目に付くのは日蓮聖人御幼像です。

幼児のイメージが感じられないいかにも利口そうな顔の日蓮様の御幼像です。

本堂は平成3年10月建立のまだ真新しい建物でした。

神社仏閣もじっくり歩くと良いものですね。

誕生寺は、初詣・七五三もたいそう賑わうということですから、のんびり見学の方はこの時期は避けた方が良さそうですね。

あまりのんびりしていると帰り道が怖い?ので駆け足見学になってしまいました。

帰りのルートは、来た時の逆ルートでしたが、帰り道は少し時間がかかりました。


南房総の外房は湘南辺りの都会的イメージに較べ、素朴な海の香りがするゆったり地域で、山あり海ありの変化に富んだ風景もなかなかいいものです。

伊豆と較べても道路が混んでなく、日帰りのドライブには適した地域です。







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