故事・ことわざ『友情・恋愛』 |
『友情・恋愛』に関連している故事・ことわざ−その４ |
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| あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 |
故事・ことわざ『友情・恋愛』 |
『友情・恋愛』に関連している故事・ことわざ−その４ |
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| 場面別の『故事・ことわざ集』 |
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友情・恋愛に関連している『故事・ことわざ』その４ |
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| ３１．『莫逆の友』 ばくぎゃくのとも 梁書より 意味−無二の親友のこと。 注釈−「莫逆」は「逆らうこと莫なし」の意で、互いの息がピッタリと合い、逆らう気持ちなど全く生じない友の意。 「莫逆」は「ばくげき」とも読み、「莫逆の友」の結ぶ交わりを「莫逆の交わり」という。 類語−「心腹の友」 英語−A good friend never offends.（良い友は気に障ることをしない） |
| ３２．『比翼連理』 ひよくれんり 意味−男女の仲や夫婦仲がきわめてむつまじいことの例え。 注釈−男女の仲むつまじさをたたえる「比翼の鳥」と「連理の枝」を組み合わせた言葉。 「比翼の鳥」の「比」は並べるの意で、雌雄がそれぞれの目と翼を一つずつしか持たないため、いつも翼を並べ、一体となって飛ぶ鳥のこと。 「連理の枝」の「理」は、木目の意で、木の枝に別の木の枝がくっついて、木目が連なっていること。 白居易の「長恨歌（ちょうごんか）」の「天にありては願わくは比翼の鳥とならん。知にありては願わくは連理の枝とならん」からで、「天にあらば比翼の鳥、地に在らば連理の枝」ともいう。 類語−『比翼連理の契り』」、『琴瑟（きんしつ）、相和す』−琴瑟（きんしつ）は楽器の琴、「鴛鴦（えんおう）の契り」−鴛鴦（えんおう）はおしどりの意 |
| ３３．『刎頸の交わり』 ふんけいのまじわり 史記より 意味−きわめて親しく、堅い交わりのこと。 注釈−「刎頸」は、首をはねること。相手のために首をはねられても悔いの無い交わりの意。 この交わりを結ぶ親友を「刎頸の友」という。 類語−「金石の交わり」、「管鮑（かんぽう）の交わり」 |
| ３４．『忘年の交わり』 ぼうねんのまじわり 南史から 意味−年齢の違いなどを全く気にしない、親しい交際のこと。 注釈−年の差を忘れた交わりの意で、こうした交わりを結ぶ友人を「忘年の友」という。 |
| ３５．『惚れた病に薬なし』 ほれたやまいにくすりなし 意味−恋煩いには、直す方法がなく、どうする手だてもないということ。 |
| ３６．『惚れた欲目』 ほれたよくめ 意味−惚れてしまうと、相手の欠点などに気づかないというばかりか、欠点でさえよく見えてしまうということ。 類語−「痘痕も靨」 あばたもえくぼ 英語−Love covers many infirmities.（愛は多くの欠点を覆い隠す） |
| ３７．『惚れて通えば千里も一里』 ほれてかよえばせんりもいちり 意味−恋しい相手に会いに行く時は、どんなに遠い道のりでも近くに思えて、いっこうに苦にならないということ。 注釈−千里の道のりもまるで一里としかおもえないということで、俗謡の「惚れて通えば千里も一里、会わず帰ればまた千里」というのがある。 英語−Love laughs at distance.（愛には距離など問題にならない） |
| ３８．『水は方円の器に随う』 みずはほうえんのうつわにしたがう 意味−人はその置かれている環境や付き合っている友人によって、良くも悪しくもなるということ。 注釈−「方円」は、四角形と円形のこと。水は四角形の器に入れれば四角形になるし、円形の器に入れれば円形になるということで、仏和にしたがってそれと同じ形になるの意。 古川柳−大水はうつわものにはしたがわず 類語−善悪は友による 英語−water leads itself to its vessel.（水は己をその容器に導く） |
| ３９．『本木に勝る本木なし』 もときにまさるうらきなし 意味−何度か取り替えては見たものの、結局は最初のものより優れたものはなかったということ。特に夫婦関係についていう。 注釈−「本木」は、幹、「末木」は枝のことで、本木より優れた末木はないの意。 英語−The stream never rises above the fountain ; or the branch is seldom better than the stem.（流れは泉より高からず、枝は幹に勝ることなし） |
| ４０．『元の鞘に収まる』 もとのさやにおさまる 意味−いったん仲たがいして別れた者どうしが、また元の関係に戻ること。 注釈−鞘から抜き放たれた刃が、再び元の鞘の中に収まるの意。 |
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