故事・ことわざ『友情・恋愛』 |
『友情・恋愛』に関連している故事・ことわざ−その3 |
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友情・恋愛に関連している『故事・ことわざ』その3 |
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21.『四百四病の外』 しひゃくしびょうのほか 意味−恋わずらいのこと。 注釈−「四百四病」はあらゆる病気の意。 |
22.『心腹の友』 しんぷくのとも 意味−心の内を全て打ち明けて語り合える、非常に親しい友達、親友のこと。 注釈−「心腹」は、胸と腹のこと。転じて、心・真心の意。 類語−「莫逆の友」 |
23.『水魚の交わり』 すいぎょのまじわり 蜀志から 意味−きわめて親密な交わりの例え。 注釈−中国しょく蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が、名将の諸葛孔明(しょかつこうめい)と親しむのを見て、臣下の張飛(ちょうひ)や関羽(かんう)がねたんだ時、劉備が「私に孔明が必要なのは、丁度魚が水を必要とするのと同じようなものだ」といったという故事。 類語−「断金の交わり」、「管鮑の交わり」 |
24.『善悪は友による』 ぜんあくはともによる 意味−良い友と交わればいい人間になるし、悪い友人と交われば悪い人間になる。人間は付き合う友人次第で良くもなるし、悪くもなるということ。 注釈−「人は善悪の友による」ともいう。 類語−「水は方円の器に随う」、「その子を知らざればその友を見よ」 英語−a man is known by his company.(人はその友によって知られる) |
25.『千里も一里』 せんりもいちり 意味−恋しい人のもとに行く時は、たとえ千里の道のりでも一里ぐらいにしか思われないほど。どんなに遠かろうと、苦にならないということ。 注釈−「惚れて通えば千里も一里、合わず戻ればまた千里」という俗謡から。 |
26.『断金の交わり』 だんきんのまじわり 易教より 意味−固い友情で結ばれた非常に親しい交わりのこと。 注釈−2人が心を合わせればその鋭利で堅いことといったら金を絶ちきることさえ出来るほどで、それほど堅く親しい光彩の意。「断金の契り」とうい。 類語−「金蘭の契り」、「金石の交わり」、「管鮑の交わり」 |
27.『知音』 ちいん 列子より 意味−自分のことをよく判ってくれる気心の知れた親友のこと。 注釈−中国春秋時代、琴の名手と知られた伯牙(はくが)という人が、自分の琴の音を良く理解してくれた友、鐘子期(しょうしき)が死んでからは、琴の弦を切って二度と琴を弾かなかったという故事。 「伯牙、琴を破る」とおなじ。 類語−知己(ちき) 古川柳−チインとももうならさぬと思い切り」 |
28.『遠くて近きは男女の仲』 とおくてちかくはだんじょのなか 意味−男と女の仲が結びつきやすいことの例え。 注釈−男女の仲は、遠く離れているかのように見えても、意外と近いものである。たやすく結ばれやすいの意。この言葉のうしろに「近くて遠い田舎の道」と続けてもいう。 |
29.『朋あり遠方より来たる』 ともありえんぽうよりきたる 論語から 意味−友達が遠くからはるばる会いにやってきてくれる楽しさを言う言葉。 注釈−「朋」は「友」の意。 古川柳−友遠方よりお傘をと借りにくる |
30.『鳴かぬ蛍が身を焦がす』 なかぬほたるがみをこがす 意味−口に出していうよりも、じっと黙っていることの方が、心の中での思いは痛切なのだということ。 注釈−鳴くことの出来ない蛍がまるで身を焦がすように光っている。 「鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」ともいう。 英語−Light cares speak, great ones are dumb.(小憂は語り、大憂は黙る) |
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