故事・ことわざ『成人式』

『成人式』に関連している故事・ことわざ−その2

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成人式に関連している『故事・ことわざ』その2

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11.『屋漏にはじず愧じず』  おくろうにはじず  詩経より

意味−たとえ人が見ていないところでも、人に知られて恥じるようなまねをしないということ。

注釈−「屋漏」は、家の一番奥まったところで、人の目につかないところの意。

類語−」

12.『己の欲せざる所は人に施すことなかれ』 おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ  論語より

意味−自分が他人からされたくない、して欲しくないと思うようなことは、他人もまた同様に嫌なのだから、けして他人にしてはならないということ。

対句−己の欲するところを人に施せ

注釈−

類語−

英語−

13.『己を虚しゅうす』 おのれをむなしゅうす  漢書より

意味−自分の我を捨てて、謙虚で素直な気持ちになること。

英語−

類語−

英語−

14.『思う念力、岩をも徹す』 おもうねんりき、いわをもとおす

意味−一心不乱に行えば、どんなことでも必ず成し遂げられるということ。

注釈−「念力」は、あることを念ずる精神力の意。心を込めて射った矢が刺さるはずのない石に突き刺さったという「石に立つ矢」の故事から生まれた言葉。「念力岩も徹す」、「一念岩をも徹す」ともいう。

類語−「一念、天に通ず」、「蟻の思いも天に届く」

英語−Faith can remove mountains.(信仰は山をも動かす)

15.『渇しても盗泉の水を飲まず』 かっしてもとうせんのみずをのまず  陸機より

意味−たとえどんなに困ろうとも、断じて不正は行わないというたとえ。

注釈−「盗泉」は、中国にある泉の名前。孔子がのどが渇いてもその名を嫌って、その泉の水を飲まなかったという故事がある。

類語−「鷹は飢えても穂を摘まず」、「武士は食わねど高楊枝」

古川柳−「渇しても黄泉の水飲む気なし」

英語−

16.『艱難、汝をたまにす』 かんなん、なんじをたまにす

意味−人間は多くの辛いこと、難儀なことを経験して、立派な人物になることが出来るということ。

注釈−「艱難」は難儀・苦労、「玉にす」は美しくする、立派にするの意。

類語−

英語−Adversity makes a man.(逆境が人を作る)

17.『今日出来ることを明日まで延ばすな』 きょうできることをあすまでのばすな

意味−直ぐにやれば出来ることを、明日やる、明日するといって一日延ばしにしていると、いつまでたっても出来ない。だから思いついたら直ぐにやれということ。

注釈−

類語−川越して宿を取れ

英語−Never put off till tomorrow ahat you can do today.

18.『君子は和して同せず、小人は同じて和せず』 くんしはわしてどうぜず、しょうじんはどうじてわせず  論語より

意味−優れた人物は、人と仲良く付き合うが、自主性を失うことなく、人とむやみに同調しない。詰まらぬ人間は、直ぐに他人に調子を合わせるくせに、利害が合わなくなったりすると、たちまち仲が悪くなるということ。

注釈−

類語−

英語−

19.『後悔、先に立たず』 こうかい、さきにたたず

意味−ことが終わった跡でいくら悔やんでみても、どうにもならない。だから、後悔しないように事前に十分注意せよということ。

注釈−

類語−Repentance comes too late.(後悔は余りにも遅く来る)

英語−

20.『弱冠』 じゃっかん  礼記(らいき)より

意味−男子の二十歳のこと。転じて、まだ年齢が若いこと。

注釈−中国で、二十歳を「弱」と呼び、元服して冠を被ったことからいう。

注意−「若冠」と書くと誤り。



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